はじめに
近年、健康志向の高まりから自宅でのトレーニングが注目を集めています。ジムに通う時間がない人でも、自宅で本格的な筋トレを行えるようになってきました。本記事では、家トレに最適な本格的な器材を6つの観点から紹介します。自宅でも効果的なトレーニングを行い、理想の体作りを目指しましょう。
スペースに合わせた器材選び
自宅でのトレーニングでは、スペースの確保が重要です。設置スペースに合わせて器材を選ぶことで、快適なトレーニング環境を作ることができます。
コンパクトサイズの器材
狭いスペースでも使えるコンパクトサイズの器材が人気です。ダンベルやプッシュアップバー、チューブなどは場所を取らず、本格的な筋トレが可能です。ポータブルでどこでも持ち運べるのも魅力的です。
折りたたみ式やスライド式のベンチやマシンもおすすめです。使用時は広々と設置でき、収納時は省スペースで保管できます。アイロテックやボディメーカーなどのメーカーから、コンパクトサイズの高機能製品が多数発売されています。
マルチ機能マシン
スペースに制約がある場合は、マルチ機能のマシンがおすすめです。一台で様々な部位のトレーニングができ、省スペースで設置が可能です。
トジムのFAG2022やインターナショナルトレーディングのホームジム105whは、10種類以上の筋トレに対応しています。背もたれ角度や負荷レベルの調整で、自分に合ったトレーニングメニューを組めるのが魅力です。
壁掛け式トレーニング器具
壁に掛けられるタイプの器具も省スペースで設置できます。チンニングスタンド(懸垂台)は自重トレーニングに最適で、効率的な上半身の筋トレが可能です。
壁面に取り付けるウォールマウントタイプのマシンもあります。ケーブルを引っ張る動作でさまざまな筋トレができ、たくさんの器具を用意する必要がありません。
メリット | デメリット |
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本格的な筋トレが可能な器材
ジムに行かなくても、自宅で本格的な筋トレを行えるような高機能の器材が登場しています。目的別に最適な製品を選べば、効果的な筋力アップを目指せます。
ホームジム
ホームジムは一台で複数の筋トレマシンの機能を備えた本格的な製品です。ベンチプレス、ラットプルダウン、レッグエクステンションなど、さまざまな部位のトレーニングが可能です。
ボディメーカーのホームジムDXは、簡単な重量調整ができる高機能モデルです。サイベックスのファンクショナルトレーナーFT-450は自由度が高く、プロアスリートにも愛用されています。価格は高めですが、充実した機能が魅力です。
フリーウェイト
ダンベルやバーベル、ケトルベルなどのフリーウェイトは、自分のペースで自由にトレーニングできる器材です。負荷の調整がしやすく、様々なメニューに対応できます。
ダンベルは全身の筋肉を効率よく鍛えられます。ケトルベルは瞬発力とバランス能力の向上に適しています。バーベルは重量調整が可能で、ベンチプレスやスクワット、デッドリフトなどの基本的な大胆動作ができます。
ケーブルマシン
ケーブルを引っ張るタイプのマシンは、ジムで使われている本格的な器材です。多様な動作をすることで、効率よく筋力アップを図れます。
壁面に設置するウォールマウントタイプもあれば、フリースタイルのホームジムタイプも人気があります。パーソナルフィットクラブのケーブルマシンCM-668Nは、さまざまなケーブル角度で高い運動機能性を発揮します。ケーブルマシンを導入すれば、より本格的なトレーニングが自宅で行えます。
簡単で便利な筋トレ器具
忙しい現代人でも、ちょっとした時間を有効活用できるような、手軽に使える筋トレ器具が人気を集めています。いつでもどこでも簡単に使えるのが特徴です。
トレーニングチューブ
トレーニングチューブは軽量で持ち運びが簡単な器具です。ゴムの張力で負荷をかけられるため、場所を選ばず自宅でも使えます。腕立て伏せのアシストや懸垂の補助、ランニングの足運び補助など、さまざまな運動に活用できます。
最新のトレーニングチューブには、米特許の新感覚機能を搭載したものもあります。強度や長さ、重量のバリエーションが豊富で、初心者から上級者までレベルに合わせて使い分けられます。
プッシュアップバー
プッシュアップバーは腕立て伏せをスムーズに行える器具です。手首への負担を軽減し、より安全で効率的なトレーニングが可能になります。
Perfect Fitnessなどのメーカーからは、滑り止めグリップや手首の角度調整機能を備えたプッシュアップバーが発売されています。形状も丸型やアーチ型、ローラー型などさまざまなバリエーションがあり、自分に合った製品を選べます。
マッスルグライダー
マッスルグライダーは、専用のスライディングディスクを使って全身運動をする器具です。滑らかな動きで負荷を高められるため、体幹トレーニングとしても効果的です。
腕立て伏せをはじめ、膝立ちポーズ、スクワット、ランジなど、多彩なトレーニングメニューに対応しています。収納時は平らにたためるので、場所を取らずに保管できます。
部位別の効果的な器材
自宅トレーニングでは、目的の部位に効果的に作用する器材を選ぶと良いでしょう。筋肉を効率よく鍛えられる製品が市場に多数出回っています。
腹筋専用器具
アンケートでも支持の高い腹筋ローラーは、お腹の引き締めやくびれづくりに適した器具です。ローリング動作で腹直筋だけでなく体幹の安定性も鍛えられます。
シットアップバーは、腹筋運動の負荷を高めてくれるアイテムです。Perfect Fitness社のシックスパックマシーンは上半身の筋肉を集中的に鍛えられます。ジムの腹筋マシンのようにスムーズな動きが可能で、無理なく続けられるのが魅力です。
体幹トレーニング器具
体幹を鍛えることで、ぽっこりお腹の解消やスポーツ動作の安定性向上が期待できます。近年、体幹に特化した様々な器具が登場しています。
ボディメーカーのアブホイール2は、前後に転がす動作で効果的な体幹トレーニングが行えます。サイベックスのバランスボールS1は、座ってのトレーニングはもちろん、ヨガマットとしても使えます。フォームローラーは簡単に体幹トレーニングができると評判です。
上半身筋トレ器具
自重を利用した上半身のトレーニングは、自宅でも実現できます。懸垂マシンを設置すれば、背筋や肩甲骨周りの筋肉をしっかり鍛えられます。
フィットネスタオル(懸垂アシスト用)は、上半身のトレーニングをサポートします。ゴムタオルの引っ張る力で動作をアシストしてくれるので、初心者でも無理なく続けられます。安くて手軽に取り入れられるのも魅力です。
楽しく続けられる工夫
自宅トレーニングでは、単調になりがちで継続が難しくなる傾向があります。楽しみながら続けられるよう、ゲーム感覚を取り入れた器材も登場しています。
ゲーム連動ホームフィットネス器具
スマホアプリと連動することで、プランクトレーニングをゲーミフィケーションしたPlankpad(プランクパッド)は新感覚の商品です。ゲームを進めるために一定の時間プランク姿勢を維持する必要があり、楽しみながら運動できるのが特徴です。
家庭用のゲームフィットネス機器Smart Home GYMは、専用アプリでトレーニングプログラムを提供します。フィードバックを受けながら楽しく続けられ、自宅でも本格的なトレーニングが可能です。
VR/ARを活用した筋トレ
テクノロジーの発達により、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を活用して、楽しみながら筋トレできる製品も登場しています。VRゴーグルを装着すれば、高級ジムやフィットネスクラブにいるかのようなリアルな臨場感が味わえます。
ARトレーニングシステムでは、筋骨格や筋肉の状況をビジュアル的に確認しながらセルフチェックできます。自分の動作をリアルタイムで確認しながら、適切な姿勢で筋トレができます。
まとめ
自宅で本格的な筋トレを行うためには、スペースや目的に合わせて適切な器材を選ぶことが重要です。コンパクトサイズのマルチ機能マシンや壁掛け式器具を使えば、設置場所を選ばずジム並みのトレーニングができます。
部位別の専用器材を取り入れることで、より効果的な筋力アップが期待できます。腹筋ローラーで腹筋を、フォームローラーで体幹を鍛えるのがおすすめです。ゲーム感覚のトレーニングアプリを活用したり、VR/ARを組み合わせれば運動も楽しくなります。自宅でも本格的な筋トレを楽しめるように工夫してみましょう。