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【初心者必見】仮想通貨取引所と販売所の違いを完全解説!上級者への道のり

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はじめに

仮想通貨取引には、取引所と販売所の2つの主要な形式があります。これら2つの形式には大きな違いがあり、投資家や取引者は自身のニーズに合わせて使い分ける必要があります。本記事では、取引所と販売所の違いについて詳しく解説します。

取引所と販売所の基本的な違い

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取引所と販売所の最も大きな違いは、取引の方式にあります。

取引所の取引方式

取引所では、ユーザー同士が売買注文を出し合い、需要と供給によって価格が決まります。つまり、取引所は市場での取引を仲介する役割を担っています。取引所には取引手数料がかかりますが、市場価格に近い値段で取引できるメリットがあります。

また、取引所には様々な注文方式があり、戦略的な取引が可能です。たとえば、指値注文や成行注文、逆指値注文など、ユーザーは自由に注文方式を選べます。さらに、一部の取引所ではレバレッジ取引や先物取引なども提供されています。

販売所の取引方式

一方、販売所は事業者が保有する仮想通貨を直接ユーザーに売買する形式をとります。つまり、販売所はユーザーと直接取引を行うため、価格は事前に決められています。ユーザーは販売所の提示する価格で仮想通貨を購入または売却することになります。

販売所の大きな特徴は、取引手数料がかからないか、非常に低額に設定されていることです。代わりに、販売所は売値と買値の差額(スプレッド)から収益を得ています。また、販売所は取引方式が非常に簡単なため、初心者でも気軽に仮想通貨の売買ができます。

取引所と販売所の機能面での違い

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取引所と販売所には、機能面でも大きな違いがあります。

取引所の機能

取引所には、様々な機能が用意されています。主な機能は以下の通りです。

  • 注文板: 出された売買注文の一覧が表示され、ユーザーは自由に注文を出すことができます。
  • チャート: 価格の推移をリアルタイムで確認できるチャート機能が備わっています。
  • APIトレード: APIを利用して、自動売買プログラムを構築することができます。
  • レバレッジ取引・先物取引: 一部の取引所では、レバレッジを利かせた取引や先物取引が可能です。

取引所の機能は非常に高度で、上級者向けの取引スタイルに適しています。ただし、機能が多岐にわたるため、初心者には取り扱いが難しい面もあります。

販売所の機能

一方、販売所の機能は比較的シンプルです。主な機能は以下の通りです。

  • 簡易購入機能: 購入したい仮想通貨の種類と金額を入力するだけで、すぐに購入できます。
  • 売却機能: 保有する仮想通貨を現金化することができます。

販売所は機能が単純なため、初心者でも取り扱いが簡単です。ただし、高度な取引戦略を立てることはできません。

取引所と販売所の手数料

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取引所と販売所の大きな違いの1つに、手数料の設定があります。

取引所の手数料

取引所では、取引手数料がかかります。手数料率は取引所によって異なりますが、一般的には0.1%程度が相場です。手数料は、売買した仮想通貨の金額に対して一定割合で課金されます。

ただし、取引所の中には手数料が無料の場合もあります。この場合、取引所は入出金手数料や決済手数料などから収益を得ています。

取引所 手数料率
Bitbank 0.15%
GMOコイン 0.0%
Coincheck 0.0%

販売所の手数料

一方、販売所の場合は取引手数料がかからないことが一般的です。代わりに、販売所は売値と買値の差額(スプレッド)から収益を得ています。つまり、ユーザーが支払う金額とユーザーが受け取る金額の差額が、実質的な手数料となります。

スプレッドは販売所ごとに異なり、大手の販売所ほど狭いスプレッドが設定されています。狭いスプレッドほど、ユーザーのコストを抑えられます。

取引所と販売所の取り扱い銘柄

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取引所と販売所では、取り扱う仮想通貨の銘柄数にも違いがあります。

取引所の取り扱い銘柄

取引所では、主要な仮想通貨はもちろん、マイナー銘柄も多数取り扱われています。BitcoinやEthereum、Rippleなどの主力銘柄に加え、新興の仮想通貨も上場されることが多いです。

ただし、取り扱い銘柄の多さは取引所によって異なります。大手の取引所ほど取り扱い銘柄数が多い傾向にあります。

販売所の取り扱い銘柄

一方、販売所の取り扱い銘柄数は比較的少ないのが一般的です。販売所では、主要な仮想通貨しか扱われないことが多く、マイナー銘柄は取り扱われていません。

ただし、販売所によっては取り扱い銘柄数を増やしているところもあります。特に大手の販売所では、ユーザーニーズに応えるため、取り扱い銘柄を徐々に拡大しています。

まとめ

仮想通貨の取引所と販売所には、取引方式や機能面、手数料設定、取り扱い銘柄数など、多くの違いがあります。取引所は高度な取引が可能な一方で複雑な面もあり、販売所は簡単な取引ができる反面、機能が限られています。

初心者の方は、まずは取り扱いが簡単な販売所から始め、徐々に取引所の利用に移行するのがおすすめです。上級者や本格的に取引を行う方は、機能が充実した取引所を利用するのがよいでしょう。自身のニーズに合わせて、取引所と販売所を上手に使い分けることが大切です。

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